2010年(太田喜久子理事長)6月には、日本老年学会に加入した。日本老年学会は、日本老年医学会と日本老年社会科学会の連合体として発足した後、日本基礎老化学会、日本老年歯科医学会、日本老年精神医学会、日本ケアマネジメント学会、日本老年看護学会が加盟したもので、現在は7学会で構成されている。このことはまた、国際老年学会(International Association of Gerontology and Geriatrics: IAGG)への加盟も意味した5)。2012年には災害支援検討委員会および生涯学習支援委員会を設置した。
(6) 国際的な役割の拡充:本学会には、世界の中で最も高齢化が進む我が国における老年看護学の研究・実践・教育を国際的に発信し、他国と協働しながら世界の老年看護学を発展させる役割がある。IAGG(国際老年学会)の加盟団体として、4年毎に開催されるIAGG CongressやIAGG-AOR (International Association of Gerontology and Geriatrics Asia/Oceania Regional) Congressで一定の役割を担うと共に、世界に先駆けて構築した老年看護の専門性や知見を、国際的に参照可能となるような発信が期待される。