理事長挨拶
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ごあいさつ
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一般社団法人日本老年看護学会 理事長 湯浅 美千代
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2024年度社員総会におきまして第13期の理事長を拝命いたしました湯浅美千代です。
微力ではございますが、本学会が目的とする「老年看護学の学術的発展と教育・普及、看護実践の質向上を図り、
もって人々の健康と福祉に貢献すること」のために尽力いたします。
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本学会は1995年11月23日に設立し、2025年でちょうど30年となります。設立当時、私は初代理事長である野口美和子先生のもとで事務局を担当しており、創設期の役員の先生方の熱意を肌で感じていました。
この30年の間に会員数も増え、本学会がバックアップした老人看護専門看護師や認知症看護認定看護師たちが病院や施設のほか、教育・研究の現場でも活躍するようになっています。
また、これらの方々も本学会の代議員や理事に選出されています。現場の実践者と教育・研究者とが密に連携・協働している学会であることを示していると感じています。
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第12期の理事会では、正木理事長のもと各委員会が新たな事業を展開しました。
第13期の理事会、委員会では、前期の活動を引き継ぐと共に、老年看護に関わるさまざまな課題に取り組んでいきたいと考えています。
老年看護学が看護基礎教育に明示されてから30年以上がたちますが、老年看護領域で働く看護職不足が続いています。
また、老年看護学を専門的に学ぼうとする大学院生が増えていない現状があります。本学会には老年看護領域での魅力を若い人に伝えていく役割があると考えています。
また、高齢者や認知症をもつ人に対する偏見、理解不足もあり、身体拘束の問題は解決には至っていません。これらは本学会が発信し続ける必要のある課題と考えています。
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このような取り組みを進めていくためにも、ぜひ多くの方に本学会の会員となっていただき、学会の活動へのご協力と忌憚のないご意見を賜りたくお願い申し上げます。
- 2024年7月吉日