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トップページ > 報告・発行物 > 日本老年看護学会の立場表明2016
高齢化の伸展に伴い、近年、身体疾患のために急性期病院で検査や治療を受ける認知症高齢者が急速に増えています。しかし、受け入れる側の対応力は必ずしも万全とはいえず、行動・心理症状の増悪や身体拘束の実施などの悪循環が起きています。
このような現状に対し、日本老年看護学会は急性期病院における認知症高齢者の看護の質向上を喫緊の課題と捉え、『認知症になったとしても、自分自身が脅かされることなく適切な治療を受け、速やかに元の居場所に戻る』という基本的な願いを実現するために、本学会が取り組むべき事項を検討し、それを「立場表明」としてまとめました。
今回、「立場表明」を公開することで、認知症高齢者の医療・ケアに携わる多くの看護職者に、私たちの立ち位置を共有していただけることを願っています。そして、認知症高齢者の医療・ケアに共に携わる多くの職種の方々、何より認知症高齢者ご本人ならびにご家族と手を携え、表明した立場の実現を推進していきたいと思います。

 




「日本老年看護学会の立場表明2016」英語版

2017年4月26日(水)~4月29日(土)の4日間、国立京都国際会議場にて、「認知症:ともに新しい時代へ」をテーマに、日本では2004年に続き、2回目の開催となる第32回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されました。
本学会からは、昨年、作成した<「急性期病院において認知症高齢者を擁護する」日本老年看護学会の立場表明2016>の英語版をブース展示するとともに、リーフレットを作成し、多くの国内外の皆さまにご覧いただきました。